こん〇〇は!
水曜日メディア班です。
今日はバンコクモーターショーで実車が公開となったTECHARTの新しいコンプリートカー、GT Street R FLYWEIGHT(ジーティー・ストリート・アール フライウェイト)を解説します。
写真はバンコクモーターショー前日にタイのTECHARTディーラー、B AUTOHAUSにて開催されたお披露目会の様子
今回正式に現車が公開になったコチラの車両は、以前から設定されていたTECHARTのコンプリートカー「GT Street R」の究極版になります。
FLYWEIGHTのなの如く超軽量をコンセプトにしたコンプリートカー
ベースとなっているターボSより60kgも軽量な車両となっています。
FLY(フライ)はボクシングとかのフライ級と一緒ですね。
もっと軽量なミニマム級もあるじゃん!とかいうツッコミは不要です(笑)
という訳でFLY(蝿)なので至る所に蝿をモチーフにしたデザインがなされています。
各部を見ていきましょう!
フロントは超大型のスポイラーを備えダウンフォースが最大限に活かせる形状に
派手なエアロは数多ありますがTECHARTはドイツチューナーですからキチンと機能し、リアル300km/hオーバーの世界でも通用するエアロとなっています。
勿論、風洞実験も行っています。
素材は全てドライカーボン製で軽量かつ超剛性
300km/hオーバーの世界ではパーツに掛かる力も半端じゃ無いので柔な素材では通用しないんですね。
サイドのフィンは最大限まで大型にされボディサイド、ホイールサイドの整流に効果が発揮できる様になっています。
ココの形状の関係でドイツ本国では公道走行不可との事
ちなみに車両が発表されたタイでは大丈夫みたいです
フロントスポイラーサイドは接触によるパーツ破損を防ぐため別パーツになっており、消耗したらココだけ交換ができる様になっています。
「え?フロント先端じゃないの?」と思ったそこのアナタ!
そうなんです。
コチラのGT Street R FLYWEIGHTはあくまでサーキットに主軸を置いたモデルなので接触と言っても段差での接触ではなく、サーキットの縁石による接触が想定されているのでココが当たる設計なんですね
素材は木材の粉末を樹脂で固めた物ということで、適度な硬さで擦れてもササクレになりにくい工夫も施されています。
大きなデカールが入ったカーボンフードは先端にダクトを儲けたエアロ形状
超軽量なのは勿論、フロントから取り込んだエアーがダクトからキチン抜け、勿論コチラもダウンフォースが発揮できる形状になっています。
大型のエアロ形状オーバーフェンダーに目が行きがちですがその内側のフェンダーもGT3RSの様なダクト付き(勿論機能します)のドライカーボン製に
ホイールは一見普通のフォーミュラーⅥですがハブ寄りのスポークと取り付け面が大幅に肉抜きされたスペシャル仕様
勿論鍛造なので超軽量です。
ミラーは本来設定のない991スポーツデザインの様なエアロ形状ミラー
これの為に一から設計、型越しで制作した拘りの一品との事
サイドもフロント同様大きく立ち上がったフィンを後端部に備えそのままオーバーフェンダーに繋がる様な形状。
ド派手なデカールは無しでも作れますのでシンプル仕上げのFLYWEIGHTなんても可能です。
そして低く構えた車高を実現しているのはOHLINSとのコラボサスペンション
性能も折り紙付きです。
リア周りにはこれまた大型のウィングが聳え立ち只者ではない雰囲気がぷんぷん
しかもこれ、993のGT系やRSRなどオマージュしたダクト付きなんです。
しつこい様ですがこれもキッチリ機能します。
電動でウィングが立ち上がる機能もありますのでリアのトラクションも大幅に向上
リアのウィンドーは縁に一周蝿がデザインされたポリカーボネイト製
エンジンフードもカーボン製に交換されワンタッチで取り外し可能なボンピンも備えています。
マフラーも当然TECHART製
排気効率を最大限まで高め、吸気とサブコンにより800馬力までパワーアップされています。
ちなみに音はこんな感じ
コチラは規制がまだ緩い東南アジア仕様なので、やや大きめの音量ですが欧州仕様はもう少し静かな別の物になります。
外装がここまで仕上げてあると当然内装もキッチリ仕上げてあり、TECHARTにより内装のそのほとんどが張り替えられています。
インテリアはアルカンターラや最高級のレザー、カーボンなど様々な素材を使いながらもイエロー&ホワイトのステッチやFLYWEIGHTロゴマーク、六角形で纏められた豪華で超レーシーな仕上げ
消化器だって「なんちゃって」じゃなくちゃんと使える代物。
TECHARTのロゴ入りで白でペイントされています。
ドアのモールとそれに繋がるノブもカーボン
ステアリングはGT系の様な一周アルカンターラで張り替えられイエローのセンターマーキングが入った仕様
スポーク部の装飾ビスやモード切り替えダイアルもイエローにペイントされています。
一見何もしていない様に見えるフロアカーペットもノーマルより薄くて軽い物へ交換されています。
シートはRECAROとのコラボモデル
FIAの認証も取得していますのでそのままレースにも使用できます。
クッションは一般的なソフトウレタンではなく特殊なメッシュ形状の素材を仕様
この辺りも大幅な軽量化に貢献しています。
シートベルトは4点の超本気仕様。コチラもFIA認証品
当然シートヒーターもベンチレーションもありませんのでツルッとなったシフト周りのパネルもカーボン
おまけにリアの座席は取り外され、代わりにロールケージを組んだ2名乗車仕様
とまぁこんな感じがGT Street R FLYWEIGHTの全容です。
世界限定19台で、うち9台が既に制約済みとの事ですが、興味のある方いらっしゃいましたらまだ間に合うかもしれません。
外装のカラーやデカールの変更、インテリアのデザイン変更なども恐らく出来ると思います。
是非お問合せくださいませ
日本で走っている所見たいです!!!!
それでは!
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